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[MU:]単独公演[MASTER OF UNIVERSE01]レポート。
by JaME様日本語訳

[MU:]の初単独公演[MASTER OF UNIVERSE01]が9/23にSHIBUYA REXにて行われた。

最初の5月のギグ[MASTER OF UNIVERSE00]から4ヶ月余、とても短い期間ながらバンドはお披露目ツアーをし、1stシングル[MU:]1、[MU:]1Acousticをリリース。
またYouTubeにてライブ映像のプレビューを掲載するなど精力的に活動をしてきた。

薄暗い照明の中、松明で装飾された渋谷REXの舞台が幕を開ける。
フードに顔を隠したメンバーが一人一人登場し、[MU:]の持つ独特の世界観が演出される。

AIKAが「MASTER OF UNIVERSEへようこそ!」と叫ぶ中[Rama:yana]の重くエレクトリックなビートが激しいヘドバンの嵐を呼ぶ。オーディエンスはそれによって火が付いたかのよう興奮のるつぼと化す。

そのイレギュラーなリズムと動き続けるビートで、より世界観の広さを見せてくれる「神世界」は一つの曲とは思えないほどのストーリーが詰まっている。

ここでAIKAが民(ファンの事を指す)にこのSHOWを楽しんで欲しいという事、そして夏のツアーでの民の応援への感謝の気持ちをMCで述べた。

次が新曲というMCと共に、ライブは[inno:vator]に続く。

USHIのソリッドでメタリックなドラムにより曲のべースは作られ、静寂な部分とバイオレンスな音のダイナミクスを交叉する。AIKAのクリアでメロディックな歌と激しいスクリーモ的な表現力の幅は、聴く者に冒険心をかき立たせてくれる曲だ。

赤の照明がステージを埋め尽くしエレクトリックなベースと艶のあるギターサウンドによる「ALMA」がオーディエンスを混沌へといざなう。DAISHIの完璧なソロを武器に、ギター中心のサウンドでエスニックな世界を演出する。あまりにも急だと思わせるようなエンディングで曲が終わるとホールは完全なる暗闇に包まれる。

顔をフードに隠したまま、神々しい光にDAISHIは包まれた。そして人の生誕から死についての旅を語る。その人生の儚さと孤独な人間の弱さを含め、、、。
[MU:]は人間の根元をむき出しにし、民と共に新しい世界を創る事に目的を置く、例えば星座の神話のように。それが「昴」という曲に続く指針になる。
楽器陣の柔らかいタッチとAIKAの強く感情のこもった歌唱力で静まり返ったホールに希望という名のハーモニーを産み出した。

ここでまたステージは暗転し、JETが次の曲の紹介をする。
一つの物事を成就する為に支払う対価について語った。失う事の心の痛み、何かを成し遂げる為の苦悩、それらを受け入れる事、そしてその先に待っている未来とは、、、。
「幸せの代償」はアコースティックギターでベールを脱ぐ。R&B調のビートとそれに呼応するような異国情緒のあるベースラインが人々の心を突き動かした。曲が進むに連れ曲の激しいアップダウンの波が押し寄せる。アコースティックのパッセージからヘビーなエレクトリックパートまで、観客達はそれらに返事をするかのような動きを見せた。

続いてUSHIは壊れた夢、壊れた心、失われた時は戻る事はなく、夢を追いかける時の流れやその人生について述べた。民と共に安住の地を求める旅にいざないながら、バンドは「夢見ヶ丘」へ。

スパニッシュなDAISHIによるギターソロから始まり、ダンスビートとフラメンコの情熱が観客に手拍子とモッシュをもたらした。メンバーは客席に対して微笑みを浮かべ、民と同じ未来を共有したように見えた

最後の語りはAIKAが執る。[MU:]は傷を負った人々、憤りをを抱える事が人生だとし、民の望みや夢を共有し、共に新しい世界を造り出すことを約束した。
「ユグドラシル」の世界観とサウンドはファンとバンドが一つの世界樹となり、大空へ向かい手を伸ばし、更に会場の雰囲気を昂ぶらせていった。

微笑みながらAIKAはファンに感謝し、次いで、イベントでは激しい曲が多く、世界観を演出できるメロディアスな曲が歌えるこの単独公演にも感謝していた。美しいメロディを創るDAISHIにも感謝をしていた。DAISHIもそれを歌によって彩るAIKAに対して感謝の意を返していた。実はこの時、双方があまりにも丁寧すぎてもはや褒め殺し合いになっており、会場では失笑が起きていた事も記しておこう。

ハイスピードな曲、「創世記」は民の体を激しく揺さぶり、パワフルな「CARNAVAL」では日本のお祭りらしいムードとジャズの融合により、[MU:]のバンドサウンドの新たな可能性を予想させた。

本編最後の曲は「Esperanto」、スピーディーなドラミングと灼熱のギターラインは民とバンドの融合と、お互いがはじけ合う姿を産み出した。

最初のアンコールでは、[MU:]はアコースティクライブのセットでステージへ帰って来た。バンドはアンコールに対し感謝の意を示した。
今回のレコーディングでサウンドエンジニアであるDAISHIはAIKAの歌を全く修正する事なく収録していた旨を伝えた。
驚く事もない、それこそがこのバンドのとてつもない高品質のライブの証拠であろう。
そして次の単独公演が2/2高田馬場CLUB PHASEにて開催される事、クリスマスにジャズバーでライブをすることを伝えた。
またしても笑みの絶えないMCからアコースティックver.の「昴」へ。AIKAの笛の優しい音色が曲に素敵なフィールを与えていた。

アップテンポでパーカッシブな[Rama:yana]のアコースティックが終わると民の温かい拍手で会場は包まれた。

バンドは民に挨拶をし、ステージを去った。しかしながらアンコールは鳴り止まず、彼らをすぐにステージへと舞い戻らせた。

メンバーは一人ずつ集まった民達に彼らの気持ちを言葉にした。

USHIは5月からのバンドの成長に幸せを感じ、JETはこのワンマンがこのバンドの本当の始まりであり、力強く前へと進む意欲を伝えた。
一方AIKAはこの日に向けてしてきた努力や葛藤を告白し、何よりもファンのサポート無しではここまで成し遂げる事はできなかった事を伝えた。彼の感情が高まり涙するとファンから労いと温かい声援が送られた。
DAISHIはいくつものバンドで活動しながらもやっとホームが出来、民と共に成長した[MU:]に帰って来たときの歓びを告げた。そして民と共に更なる高みを目指して行こう!と次なる目標を示唆した。

そしてバンドは新たにお披露目となった[inno:vator]の振り付けへと進む。
DAISHIが先導し、メンバー一人一人が続いた。それぞれがステージのセンターに立ち、ファンとバンドは色々ふざけ合ったりとても楽しそうにしていた。
曲が演奏されると、ファン達はこのエネルギッシュな曲に踊りながら楽しむという形で参加した。

最後の最後は「Esperanto」、観客はワイルドに空気は更に熱く、熱くなった。

SHIBUYA REXにいたメンバー、民、皆がハッピーで満足した表情を浮かべ、拳を振り上げ、ジャンプを共にした。曲が終わり何度も観客に感謝をし、この日の終演を迎えた。

活動を初めてたった数ヶ月、[MU:]はかなりの勢いでフォロワーを増やしている。
しかしそれは驚く事ではなく、曲やライブのクオリティー、エナジーやファンが楽しめる空間を創る為の絶え間ない努力があり、そしてそれを創る事にメンバーが歓びを感じている。 間違いなくこれからの活動に目を向け期待していいバンドである。

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